こんぴらさんの試乗記=三菱アウトランダーPHEV「エンジニアの意地」
皆さん。こんばんわ。ここ数日の猛烈な雨で土砂災害の危険性が高まっています。特に南九州の方々は最大級の警戒をして避難をされる方は十分に気を付けて早めに避難をお願いします。
さて、今回も試乗レポートをしていきたいと思います。
今回の試乗車はこちら
車名:三菱アウトランダーPHEV
グレード:2019年モデル G(4WD)
排気量:2400CC
カラー:ホワイトパール
「三菱アウトランダーPHEV」がビッグマイナーチェンジを受けた。そのハイライトは、主要構成部品の9割に手を入れたというプラグインハイブリッドシステムの刷新だ。デビューから5年間の集大成ともいうべき、三菱自慢のシステムの出来栄えを試した。
アウトランダーPHEVは、日本車では数少ない、というか唯一のSUVのPHEVである。モーターで後輪も駆動する4WDであることも他のクルマとは異なるユニークな点だ。そのエンジンとPHEVシステムが新型では一新されている。リチウムイオン電池のサイズはそのままに容量は約15%(12kWh→13.8kWh)拡大、出力も10%向上し、電動走行可能な距離は60.8kmから65.0kmに伸びている。
そう。アウトランダーPHEVといえば、登山家の野口健さんへアウトランダーPHEVを提供されたことでも話題になりましたね。
では、外観、内装、スペックを見ていきましょう。
まずは外観からです。
フロントまわりでは、ラジエーターグリルがメッシュパターンとなったほか、LEDヘッドランプ内にスリットが設けられている。
標準装着タイヤは、オールシーズンタイヤの「トーヨー・プロクセスA24」から、サマータイヤの「プロクセスR44」へと変更。ホイールも新デザインとなっている。
リアもよりSUVらしい力強いデザインに改められた。バンパー下部にはスキッドプレート形状が採用された。
「PHEV」は2列シート・5人乗り仕様のみ。「Gプレミアムパッケージ」ではテールゲートの電動開閉機構や100V AC電源(1500W。右後輪ホイールハウスに位置)が標準装備
駆動用バッテリーの容量は、従来の12.0kWhから13.8kWhへと15%アップ。バッテリーのみでの航続可能距離が60kmから65kmへと延長されている。
エンジンは従来の2リッター4気筒DOHCから2.4リッターアトキンソンサイクルエンジンに換装され、出力とトルクは118ps/4500rpmと186Nm/4500rpmから、新型は128ps/4500rpmと199Nm/4500rpmにパワーアップ、さらにモーターもリアのみ82psから95psへ増強されている。
続いては内装です。
設計年次の古さによってどこか“懐かしさ”が漂う室内だが、今どきのクルマのようにキャビンが絞り込まれていないため、広々としている。
車両運動統合制御システムS-AWCについては、従来の「NORMAL」と「LOCK」に加えて、新たに「SPORT」と「SNOW」を追加。操作スイッチはシフトレバーの後ろにレイアウトされている。
新たに用意された「SPORT」モードを試す。アクセル操作に対するレスポンスは過剰とも思えるほど。
ステアリングホイールは3スポークタイプから新デザインの4本スポークタイプへ。
メーターグラフィックも変更されており、パワーメーター(写真左)にこれ以上アクセルを踏むとエンジンが始動する可能性が高まることを示す領域が追加されたほか、センターディスプレイには回生ブレーキの強さを示すゲージが加えられた。
最後にスペックを見ていきましょう。
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アウトランダーPHEV
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全長:4,695mm
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全幅:1,800mm
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全高:1,710mm
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ホイールベース:2,670mm
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ボディタイプ5ドアクロスオーバーSUV
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エンジン4B12 2.4L 直列4気筒 DOHC16バルブ(MIVEC)
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駆動方式:(4WD)
- モーター:永久磁石式同期モーター(フロント×1、リア×1)
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最高出力:2.4L 4B12 128ps/4,500rpm
モーター出力
・フロント 82ps リア 95ps -
最大トルク:2.4L 4B12 20.3kg・m/4,500rpm
・モータートルク
フロント 14.0kg・m リア 19.9kg・m -
変速機:
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サスペンション:F マクファーソンストラット式
・R マルチリンク式 -
車両重量:1,890-1,920kg
- ブレーキ 前:ベンチレーデッドディスク 後:ディスク
- メーカー希望小売価格は3,939,840 円~
最後にアウトランダーPHEVを試乗しての感想
アウトランダーPHEVは2013年のデビューから、ほぼ毎年改良を受けて進化してきたが、今回はPHEVシステムの9割を改良したというほど、ボディーも含めて手を付けていないのは燃料タンクぐらいというから本来はフルチェンジ級のビッグマイナーチェンジである。実際、新型はエンジンが始動しても一気にビーンとノイズが高まるのではなく、徐々に大きくなるように調教されている。従来型に対しては、モーターで静かに滑らかにスタートしても、エンジンが始動した場合の“落差”がプラグインハイブリッドらしくない、というユーザーの声が多かったらしく、新型はその要望に応えたというわけだ。床まで目いっぱいにスロットルペダルを踏み続けなければ、ほとんどエンジンの存在を意識しないで済むぐらいでパワートレインが強化されたおかげで、思い切り踏まなくても力強いレスポンスが手に入るということもあるが、エンジン音だけが目立つことがないように巧妙に制御されている。
現在、試乗予約中の車種を発表します。
・三菱エクリプスクロス2.2Lディーゼル
・もう一台は私はこんぴらが個人的に気になっているSUVで乗るのが楽しみなSUVです。ちなみに国産車ではないです。
一応、この気になっているSUVでSUVシリーズは一端終了とし、次はセダン・ハッチバックシリーズの試乗レポートをしていきたいと思います。
今回は東日本三菱自動車新潟東店にお邪魔しました。
次回は三菱エクリプスクロスディーゼルモデルの試乗レポートをしていきたいと思います。
次回のブログ更新もお楽しみに
乞うご期待!
今回もこんぴらブログをご覧いただきありがとうございました。
See you next time!
Let's enjoy driving!